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犬の下痢の原因を解明!犬下痢パネルPCR検査とは?

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犬下痢パネルPCR検査とはどのようなものなのかや、検査をすることで何がわかるのかを紹介します。
また実際に検査をしてみたいと思っている飼い主さんのために私の愛犬が検査を受ける際にどれくらいの費用がかかったのかや準備しなくてはいけないものなどを簡単に紹介していきます。

犬下痢パネルPCR検査とは

愛犬の下痢が長引いて困っている、色々な治療を試したけどよくならないという飼い主さんは少なくないと思います。
実際、私の愛犬もそうでした。
そこで獣医さんに勧められたのが犬下痢パネルPCR検査というものです。
この検査は便の中にいる微量な細菌などの遺伝子を検出することのできる検査になっています。

犬下痢パネルは何がすごいのか

便の中にいる細菌なら普通の便検査で見ることができるんじゃない?と思う方もいると思います。
しかし、微量しかいない場合や細菌によっては便中に出てこないこともあるのです。
そういった細菌でも検出することができるのが犬下痢パネルPCR検査のすごいところなのです。
また、検査自体も便を少量提出するだけで行ってくれるのでわんちゃんに負担がかかることはありません。

実際に犬下痢パネル検査を受けてみた

私の愛犬は生後4ヶ月でしたが、下痢止めや療法食、虫下しなどの治療を行ったにもかかわらず下痢が治ることはありませんでした。
状態が悪い時には血便や嘔吐してしまう時もあったほどです。
原因がわからないまま治療を続けていても、体力を奪われていくだけだと私は判断しました。
その時、獣医さんが犬下痢パネルPCR検査のお話をしてくれました。
犬下痢パネルPCR検査は1回1万5千円ほど費用がかかると言われましたが、やってくださいとすぐにお願いしました。
検査できる項目は以下のものでした。

  • 犬腸管コロナウイルス(新型コロナウイルスとは関係がありません。)
  • 犬ジステンバーウイルス
  • 犬パルボウイルス
  • クロストリジウム・パーフリンゲンス
  • ジアルジア
  • クリプトスポリジウム
  • サルモネラ
  • カンピロバクター・ジェジュニ
  • カンピロバクター・コリ
  • クロストリジウム・ディフィシル

便を獣医さんに渡し、外注の犬下痢パネルPCR検査にかけてもらいました。
結果は四日ほどで病院に届くとのことでした。
後日結果を聞きに行くと、犬腸管コロナウイルスとクロストリジウム・ディフィシルに陽性反応が出たと言われました。
やはり、顕微鏡などでは発見することのできなかった細菌がお腹の中に潜んでいたのです。
その後、細菌を体の外に排出するような薬と自己免疫での回復を目指して治療を行っています。

犬下痢パネルPCR検査 まとめ

今回、犬下痢パネルPCR検査を受けて本当に良かったと感じています。
下痢自体の治療は続けなくてはいけませんが、原因が解明されたという安心感と治療に対する不信感が検査を行ったことによって払拭されました。
犬の下痢はよく起こることではありますが、長引く下痢は細菌などの仕業かもしれません。
愛犬の体力の消耗や苦しい時間を少しでも短くしてあげるには原因の解明が重要です。

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